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渋うちわの「渋」って、ただ色を付けているだけ?
栗川商店の説明では、柿渋を塗るのは、和紙を丈夫にして長持ちさせるため。紙を貼って、形を整えて、そのあとにもう一仕事あるんだね。
熊本県山鹿市の来民は「くたみ」と読みます。この地で受け継がれてきたうちわの仕上げを知ると、無地の一枚を見るところも変わってきます。
和紙を貼ったあとに、柿渋で仕上げる
柿渋は、柿を原料にした仕上げの材料。作り手の紹介には、地元で許可を得て豆柿を採取し、約5年熟成させたものを使うとあります。
うちわを一枚作る、その前に材料を寝かせる時間がある。完成品の形だけでは見えない部分です。
栗川商店の工程紹介は、竹の骨を作る、紙を貼る、形を切る、渋を塗るという流れ。柿渋は、貼った和紙を長く使うための仕上げとして読めるんです。
メーカーは防虫の役目も説明していますが、ここを「扇げば蚊をよけられる」という意味には広げないでね。紹介されているのは、うちわに塗る材料の働きです。
仙扇を選ぶなら、形と大きさまで見てみよう
栗川商店には小丸、小判、仙扇、仏扇と、形の違ううちわがあります。「栗川商店なら全部同じサイズ」ではないんだよね。
たとえば楽天で販売されている無地の仙扇は、販売ページの寸法で幅250×高さ365ミリ。センチに直すと、幅25×高さ36.5センチです。うち持ち手部分は13センチと案内されています。
机に置いて使う一枚が欲しいのか、いつものバッグに入れたいのか。買う前にその大きさを紙に描いてみると、写真だけより持ち歩く場面を考えやすいよ。
この販売品は和紙を柿渋で仕上げた仙扇。青墨という別の仕上げもあるので、色の名前と商品名を一緒に見て選んでね。
贈り物にするなら、「和紙に柿渋を塗って仕上げた、熊本の来民うちわだよ」とひと言添えてみて。無地の一枚でも、作り手の工夫まで一緒に渡せるね。