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赤いグラスに、透明な模様。江戸切子の商品写真を見て、どうやってこの色を付けたんだろう、と気になったら。
色被せの切子では、成形時に重ねた色ガラスを削って模様を作ります。上から模様を描いたものではないんです。
「色被せ」は、薄い色ガラスを外側に重ねた二重構造のこと。内側には透明なガラスなどを使います。江戸切子協同組合のQ&Aでも、後から色を塗る方法ではないと説明されています。なお、江戸切子には透明なガラスを使った製品もあります。
色を付け足すんじゃなく、削ることで模様を見せる。
この順番を知ると、写真の細い線も、もう少し近くで見たくなりませんか。
透明な線のところにも、仕事がある
切子は、ガラスの表面を削って模様を彫り込む技法です。KAGAMIの職人紹介では、グラインダーという削るための回転工具を使うことが紹介されています。
ここで、まっすぐな線に注目してみてください。
線を一本入れる。隣にも入れる。向きを変えて、交差させる。同じ形を続けるにも、線の向きや位置がそろわないと模様にならない。KAGAMIの職人も、縦・横・斜めへまっすぐにカットする難しさを話しています。
小さな模様がたくさんあるグラスなら、その一つひとつを見てみよう。商品名だけでは気づかなかった、線の重なりが見つかるかもしれません。
削ったら完成、ではないんだね
江戸切子協同組合の工程説明では、最初にカットの目安となる縦横の印を付けます。これが「割り出し」です。
そこから大まかに削り、細かいカットを加え、削った面をなめらかにして、磨く工程へ進みます。
あの透明に光る面、削って終わりではなかった!
形を作る仕事と、削った面の光沢を出す仕事があるんです。組合の説明には、回転する木の盤などで研磨する方法のほか、薬品に浸す「酸磨き」という方法も載っています。製品ごとの工程を確認せず、すべて同じ磨き方だとは決めつけられません。
「手作業なら道具を使わないの?」という疑問も、ここでほどけます。組合が示す江戸切子の条件には、手作業であることと、主に回転道具を使うことの両方があります。道具を使いながら、ガラスをどう当てて削るかに人の技術が入るんですね。
笹っ葉と四角籠目、二つの模様を探してみよう
具体的な一組で見てみるなら、KAGAMIの「江戸切子 ペアロックグラス〈笹っ葉に四角籠目紋〉」。品番はTPS370-2943-ABです。
「紋」はここでは模様のこと。メーカーの商品説明によると、伝統文様の笹っ葉と四角籠目を組み合わせたデザインです。模様の名前が分かれば、写真を見るときの手がかりになるね。
販売ページで赤と青の写真を開いたら、まず一つのグラスの中で二つの模様を探してみてください。そのあと、色違いを見比べる。単に赤と青のどちらが好きか、から一歩進んで、線の組み合わせまで見て選べます。
メーカーの掲載寸法は、口径76mm・高さ90mm・容量240ml。口径は飲み口の直径で、mmはミリメートル、mlは容量を表すミリリットルです。76mmは7.6cm。写真の印象だけで大きさを決めず、家のグラスと飲み口や高さを比べると、置いたときのサイズを想像しやすいですよ。
メーカー直営の販売ページで材質はクリスタルガラスと確認できます。下の検索先にも、赤と青のペア、木箱入りの同じ品番の商品が掲載されています。二つを一組で贈りたい人なら、その内容まで含めて候補にできます。
KAGAMI「笹っ葉に四角籠目紋」TPS370-2943-ABを楽天市場で見る
検索先では品番まで照合してください。似た名前の別の模様や、一個売りを選ばないためです。手作り製品のため在庫がない場合がある、とメーカーも案内しています。贈る日が決まっているなら、注文時の在庫と納期も合わせて確かめよう。
江戸切子を選ぶとき、模様の名前を全部覚えてからでなくても大丈夫。
まず、気になる一組の線を見てみて。「この細かいところも削ったんだ」と分かると、選ぶ時間に、見る楽しみがもう一つ増えますよ。