印伝の模様はどう付ける?鹿革と漆の仕事を、小銭入れ1208から見てみよう

※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。

小銭入れを選ぶ時、細かい和柄に目が止まったら、素材の欄も見てみて。「鹿革、漆」。革の財布に、漆? お椀に使う、あの漆?

そう、その組み合わせです! 印伝(いんでん)の代表的な技法「漆付け」は、染めた鹿革に型紙を重ね、漆を刷り込んで模様を付けるもの。柄だけを見るつもりが、作り方まで気になる革小物なんだよね。

今回は印傳屋(いんでんや)の公式解説と、No.1208「小銭入G」を見ながら、模様の仕組みと財布としての選び方をつなげてみよう。

目次

布の柄を貼るの? 漆付けでは、鹿革に型紙を置いて模様を付けるよ

鹿革は、しかの革。漆(うるし)は、ここでは模様を付けるために使う素材です。

印傳屋の技法解説によると、漆付けでは、染めた鹿革に手彫りの型紙を置いて漆を刷り込みます。

なるほどっ。和柄の布を貼り合わせているわけではないんだ!

商品写真の柄が気になったら、「何の模様かな」に加えて、革と漆がどんな色の組み合わせになっているかも見てみて。たとえば今回の楽天掲載には、とんぼの黒地×白漆、ひょうたんの紺地×白漆などがあります。同じ品番でも、柄と配色を選ぶ余地があるんです。

ただし、印伝の技法がすべて漆付け、というわけではありません。公式には、煙で色を付ける「燻(ふすべ)」や、一色ごとに型紙を替えて色を重ねる「更紗(さらさ)」も紹介されています。今回は、そのうち鹿革と漆を組み合わせた小銭入れを見ています。

No.1208は、小銭のほかに二つ折りの札を入れるポケットもある

模様が決まったら、次は中身。見た目だけで注文して、入れたい物が入らないのは避けたいよね。

公式のNo.1208「小銭入G」は、パチンと留めるホック付きのボックス型小銭入れに、背面のポケットと、二つ折りの札などを収納できるポケットを備えています。

大きさは高さ9.7×幅10.5×厚さ1.5cm、重さは40g。これは製品の寸法・重量で、物を詰めた状態の厚さを約束する数字ではありません。

ここ、選ぶ時に使おう。手元の紙に高さと幅の長方形を描いてみて。持ち歩くバッグのポケットと並べれば、「小さい財布」という言葉だけで考えるより、収まりを想像しやすくなります。

札を何枚、カードを何枚入れたいのかも、先に数えておこう。公式案内で確認できたのはポケットの構成まで。カードや硬貨が何枚入るか、実際の取り出し心地までは、ここでは確かめていません。

印傳屋1208の色柄と販売条件を楽天で見る

まず、毎日持ちたい柄を一つ。そのうえで、入れたい物と寸法を合わせてみよう。細かな模様の向こうに型紙と漆の仕事があると分かると、財布選びにもう一つ、眺める楽しみが増えるね。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

日本の行事や工芸、文化の背景を調べ、正確で親しみやすく伝える編集部です。

目次