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お祝いやお悔やみののし袋を選ぶとき、「この結び方で合っているかな?」と迷ったこと、ありますよね。水引には、蝶結びや結び切り、あわじ結びなどの結び方があり、それぞれに込められた意味があると言われています。この記事では、冠婚葬祭のマナーの一般的な解説をもとに、水引の結び方と意味、色や本数の決まりごとをやさしくまとめました。
この記事では、冠婚葬祭のマナーをあつかう書籍や、水引の産地(長野県飯田市など)の紹介の水引の結び方と意味の一般的な解説をもとに、水引の結び方と意味について5つのポイントで整理します。後半の、のし袋を選ぶときの迷わない手順は、この記事の提案です。
※この記事は、2026年10月時点で冠婚葬祭のマナーをあつかう書籍や、水引の産地(長野県飯田市など)の紹介に掲載されている内容をもとにしています。水引の使い方には、地域や家庭、宗教によるちがいがあります。迷ったときは、地域のしきたりにくわしい方や、お店の人に相談してください。
この記事でわかることは、次のとおりです。
- 水引の結び方と意味 5つのポイント
- のし袋を選ぶときの迷わない手順
水引ってなに?
贈りものにかける飾りひも
水引は、のし袋や贈りものにかける飾りのひもで、和紙をこよりにして作られています。
気持ちを結ぶ
贈る人の気持ちを結ぶ、という意味が込められていると言われています。
産地
長野県飯田市は、水引の産地として知られています。
結び方で意味が変わる
結び方によって、ふさわしい場面がちがうのが水引の特徴です。
| 結び方 | 一般的にふさわしいとされる場面 |
|---|---|
| 蝶結び(花結び) | 何度あってもうれしいお祝い |
| 結び切り | 一度きりがよいこと(結婚・お見舞い・弔事など) |
| あわじ結び(あわび結び) | 一度きりがよいこと、慶弔どちらにも |
水引の結び方と意味 5つのポイント
1. 蝶結びは何度あってもよいお祝い
ほどいて何度も結び直せることから、出産や入学など、くり返してよいお祝いに使われます。
2. 結び切りは一度きり
一度結ぶとほどけないことから、結婚やお見舞い、弔事など一度きりがよい場面に使われます。
3. あわじ結びも一度きり
両端を引くとさらに固く結ばれることから、結び切りと同じように使われます。
4. 色の決まりごと
お祝いには紅白や金銀、弔事には黒白や双銀などが使われます。
5. 本数の決まりごと
5本が基本で、結婚のお祝いには10本が使われることが多いと言われています。
5つのポイント早見表
| ポイント | 冠婚葬祭のマナーをあつかう書籍や、水引の産地(長野県飯田市など)の紹介の案内 |
|---|---|
| 蝶結びは何度あってもよいお祝い | 蝶結び |
| 結び切りは一度きり | 結び切り |
| あわじ結びも一度きり | あわじ結び |
| 色の決まりごと | 色 |
| 本数の決まりごと | 本数 |
蝶結び(花結び)の意味
ほどいて結び直せる
蝶結びは、かんたんにほどけて何度でも結び直せる結び方です。
くり返しうれしいお祝い
出産、入学、進学、長寿のお祝いなど、何度あってもうれしいお祝いに使われます。
お礼やお中元にも
お中元やお歳暮、ちょっとしたお礼にも使われます。
結婚には使わない
結婚のお祝いには、くり返さないという意味で、蝶結びは使わないのが一般的です。
結び切りの意味
ほどけない結び方
結び切りは、一度結ぶとほどけない結び方です。
一度きりがよいこと
結婚のお祝いや、お見舞い、快気祝いなど、くり返さないほうがよいことに使われます。
弔事にも
お香典など、弔事にも結び切りが使われます。
場面で色を変える
同じ結び切りでも、お祝いと弔事では色を変えます。
あわじ結びの意味
あわびの形から
あわじ結びは、あわび結びとも呼ばれ、形があわびに似ていると言われています。
引くと固く結ばれる
両端を引っぱると、さらに固く結ばれることから、末永いおつきあいの意味も込められているそうです。
慶弔どちらにも
お祝いにも弔事にも使える結び方として紹介されています。
地域でちがうことも
地域によっては、くり返すお祝いに使うこともあるので、迷ったら確かめましょう。
水引の色の決まりごと
紅白
一般的なお祝いには、紅白の水引がよく使われます。
金銀
結婚のお祝いなど、特に改まったお祝いには金銀の水引が使われることがあります。
黒白・双銀
弔事には、黒白や双銀(銀一色)の水引が使われます。
黄白
地域によっては、法事などに黄白の水引を使うこともあると言われています。
水引の本数の決まりごと
奇数が基本
水引の本数は、3本、5本、7本など、奇数が基本とされています。
5本がよく使われる
一般的な贈りものには、5本の水引がよく使われます。
結婚は10本
結婚のお祝いには、5本を二つ合わせた10本が使われることが多いと言われています。
弔事の本数
弔事では、2本や4本、6本など、偶数を使う地域もあると紹介されています。
のし袋の「のし」ってなに?
右上の飾り
のし袋の右上についている飾りが「のし」です。
もとはあわび
のしは、もともとあわびをうすくのばしたものだったと言われています。
弔事にはつけない
弔事の袋には、のしをつけないのが一般的です。
生ものには
魚などの生ものを贈るときは、のしをつけないこともあると言われています。
場面ごとの水引の選び方
出産・入学
紅白の蝶結びが一般的です。
結婚
紅白や金銀の結び切り、あわじ結びが一般的です。
お見舞い
紅白の結び切りを使うことが多いと言われています。のしはつけないことが多いようです。
お悔やみ
黒白や双銀の結び切り、あわじ結びが一般的です。
表書きと名前の書き方
表書き
水引の上に「御祝」「寿」「御霊前」などの表書きを書きます。
名前
水引の下に、贈る人の名前を書きます。
筆ペンで
毛筆や筆ペンで書くと、改まった印象になります。
弔事はうすい墨
弔事では、うすい墨で書く習わしもあります。
水引のあれこれ
水引細工
水引で鶴や亀、梅などの形を作る、華やかな水引細工もあります。
小物やアクセサリー
最近は、水引を使ったアクセサリーや小物も人気です。
手作りも楽しい
水引を買って、自分で結んでみるのも楽しいですね。
色のバリエーション
飾りとしての水引には、さまざまな色があります。
包むお金と袋のつりあい
金額に合った袋
包む金額に合わせて、袋の豪華さを選ぶとよいと言われています。
豪華すぎない
少ない金額に豪華すぎる袋は、つりあわないこともあります。
中袋
中袋には、金額や住所、名前を書いておくと、受け取った方が助かります。
ふくさに包む
のし袋は、ふくさに包んで持っていくのが改まったマナーとされています。
水引の歴史をのぞいてみる
和紙のこよりから
水引は、和紙を細くよったこよりに、のりを引いてかためたものだと説明されています。「水引」という名前も、この作り方から来たという説があります。
贈りものを結ぶひも
古くから、贈りものを包んだ紙を結ぶひもとして使われてきたと言われています。包みがほどけないようにする実用の役割もあったのですね。
飯田の水引
長野県飯田市は、元結(もとゆい)づくりから水引づくりが広まった産地として知られ、今も多くの水引製品が作られています。
暮らしの中の伝統
今ではのし袋だけでなく、飾りやアクセサリーとしても親しまれ、暮らしの中で伝統が受けつがれています。
結婚式のご祝儀袋のえらび方
結び切りかあわじ結び
結婚のお祝いには、一度きりがよいという意味から、結び切りやあわじ結びのご祝儀袋を選ぶのが一般的です。蝶結びのものはさけましょう。
金額とのつりあい
水引が豪華な袋ほど、多めの金額を包むときに使うものとされています。包む金額に合わせて選ぶと安心です。
表書き
表書きは「寿」や「御結婚御祝」がよく使われます。印刷されているものを選ぶと、書く手間が少なくてすみます。
新札を用意する
お祝いには新札を用意するのがマナーとされています。早めに銀行などで準備しておきましょう。
お悔やみの袋で気をつけたいこと
結び切りやあわじ結び
お香典の袋は、くり返さないという意味で、結び切りやあわじ結びのものを使うのが一般的です。
宗教で表書きが変わる
「御霊前」「御仏前」「御花料」など、宗教や時期によって表書きが変わることがあります。わからないときは、まわりの方に確かめましょう。
新札はさけることも
お香典では、新札をさける習わしがあると言われています。
地域のしきたり
水引の色や袋の種類は地域によってちがうことがあるので、迷ったら地域の方に相談するのが安心です。
のし袋を選ぶときの迷わない手順
ここからは、冠婚葬祭のマナーをあつかう書籍や、水引の産地(長野県飯田市など)の紹介の案内をもとにした、この記事の提案です。
くり返してよいか考える
何度あってもうれしいことなら蝶結び、一度きりがよいことなら結び切りやあわじ結び。
お祝いか弔事か
お祝いなら紅白や金銀、弔事なら黒白や双銀。
金額とつりあい
包む金額に合った袋を選びます。
地域のしきたり
迷ったら、家族やお店の人に地域のしきたりを聞いてみましょう。
よくある質問
出産祝いの水引は?
何度あってもうれしいお祝いなので、紅白の蝶結びが一般的です。
結婚祝いに蝶結びはだめ?
くり返さないという意味で、結び切りやあわじ結びを選ぶのが一般的です。
お見舞いの水引は?
紅白の結び切りが使われることが多いと言われています。
あわじ結びと結び切りはどう違う?
どちらもほどけにくい結び方で、同じような場面に使われます。
水引の本数に意味はある?
奇数が基本で、5本がよく使われ、結婚には10本が使われることが多いと言われています。
黄白の水引はいつ使う?
地域によっては、法事などに使われます。
印刷の水引でもいい?
気軽な贈りものや少ない金額のときは、印刷の水引の袋も使われます。
迷ったときは?
家族やお店の人、地域のしきたりにくわしい方に相談しましょう。
水引は、気持ちを結ぶ日本のかたち
水引は、蝶結びなら何度あってもうれしいお祝い、結び切りやあわじ結びなら一度きりがよい場面、というように、結び方に意味が込められています。色や本数の決まりごとも知っておくと、のし袋選びで迷いにくくなりますね。地域や家庭によるちがいもあるので、迷ったときはまわりの方に相談しながら、心を込めて贈りものをしてくださいね。